なぜ、英語になった日本語の発音が変わるのか?★その疑問にお答えします。
先ずは結論から。
英語には、「エ」で始まる単語がない、つまり、語尾の e は発音されないので、英語の発音ルールに従って、音が変わっていくのです。
それでは、どの様に変わっていくのか、次に3つの理由で見ていきましょう!
理由その1 英語になった日本語の場合は、sake , karaoke, edamade というように、語尾は、「子音字+ e 」になっています。
それでは、英語の単語で同様に、語尾が「子音字+ e 」になっている語を見てみましょう。
例えば、cake, made, site, rice, duke, puma, scene, Pete, note, code などです。
これらの語尾の発音は、 e の前の子音の音で終わっていて、母音は発音されないのです。
理由その2 日本語のように語尾の e を発音する場合ですが、英語では、その語尾の音節にはストレス(アクセント)がつきません。
サーケ、 キャリオーケ、エダマーメの場合のストレスは、サーキ、キャリオーキ、エダマーミという場所になります。ストレスがある音(音節)は、長めに発音されます。
そして、語尾の母音の /e/ は、ストレスがないので、弱化(弱まって) / i / の音に変化するのです。サケのケはキに、キャリオーケのケはキに、そして、エダマーメのメはミになるわけです。
理由その3 カラオケのカがなぜキャになるかという話です。それは、アメリカ英語では、ストレスのある ca は、例えば、cat, camera, can't などの様に /kæ / になる場合場多いからです。
以上、3つの理由で、日本語とはかなり異なった発音になる訳です。最近では、自然な日本語を話す外国の人も増えていて、日本語は日本語の発音の特徴を良く習得できていますが、「ワタシは、キャリオーキが大好きです。」などと聞くとやはり、発音の世界は楽しいと思ってしまいます。