アメリカのママはmommy、イギリスのママは mummy、ミイラと同じ語だった!?
Happy Halloween!
ハロウィンに登場するものは、Jack-O'-lantern, witch, black cat, bat, ghost, owl, …そして、mummy ミイラです。
スクールの生徒さんたちも、仮装をしてTrick or Treat! と今年もイベントを楽しみした。
さて、今回は発音とスペリングの話です。ミイラはmummy /m?mi /。カタカナ読みをするとマミー。
ミイラ mummy 、マミーの「ア」は簡単に説明すると、口があまり開かない「ア」。
日本語ではマミーといえば、お母さんmotherの幼児語のイメージが強いですね。
米語ではmommy /m?mi /。 /? / は簡単に説明すると、口を大きく開けた「ア」。
(mammy /mæmi / というのもある。)
そして、イギリスのママは、mummy /m?mi/ 。つまり、ミイラと同じ発音とスペリングなのです。
イギリスのママは、ミイラだったの?とドキッとします。
実はイギリス英語の発音には、/æ / と /? /がないのです。アメリカ英語の発音を好まないと言われています。
その代わりに、使われる発音が、/? / なので、ミイラと一緒の発音になり、スペリングもミイラと同じになります。
イギリスのダイアナ妃の葬送パレードの際に、彼女の棺には、mummy と書かれたプレートが付けられていました。
その前をウィリアム王子とハリー王子が共に歩いている姿が見られ、まさに涙なしでは見られない光景でした。
同時に私は、ダイアナ妃はもうミイラ? いやいや、イギリスの本当に素敵なママでもあったのねと心の中でつぶやいてしまいました。
アメリカ英語の方が母音の数が多く、カタカナでは通じないし聞き取れないので、しっかりと発音を学ぶことがおススメです。